駅 名:駅前のくるま屋
企業名:かなやタクシー
駅長さん:金谷健一
住所:白山市鶴来本町4-6-4
TEL:272-0085
無休
鶴来駅前で地元情報に精通、地理案内はお任せください。
営業のご案内
タクシー保有台数は4台で、朝7時半からよる12時まで営業しています。元日をのぞいて年中無休、夜中はあらかじめ予約いただければ待機いたします。流しや駅前・病院での客待ちはしておらず、基本は電話を受けて、配車いたします。
一ヶ月のご利用は2400-2500名ほどで、お客様の多くは地元の高齢の方がたの通院です。とくに午前中のお客様のほとんどが病院に向かいます。観光客のご利用はいまは一割程度でしょうか。
創業から今日まで
父が戦前に鶴来で創業し、私で二代目です。創業当時の場所は鶴来駅に向かって左横のあたりを借りて営業していました。戦前はタクシーというより、乗り合い自動車とでもいうような、外車のお下がりに荷台を付けたようなもので始めたそうです。当時目名自動車さんはじめ何社かタクシー会社がありましたが、鉄道とバスと自動車の料金競争が盛んで、残ったのはうちと、鶴来タクシーさん(今の下東町の大和タクシー)でした。
鶴来も旅館や遊郭、飲み屋街でお客さんが多く、うちも遊郭街と駅前の二カ所で営業をしていました。小さい頃の記憶では、外車中古のタクシーで営業していて、おおきな黒ぬりの廃車が遊び場所になっていましたが、徐々に国産車の性能が向上し、昭和30年頃から国産の車が増えてきました。
昭和38年の豪雪は地域全体に大きな被害をもたらしましたが、うちも1ヶ月は車が動きませんでした。雪が二階の高さまで積もり、まちを歩くにも電話線に赤い布が付いていて、足に引っかからないよう、注意していたほどです。その年の2月の選挙ポスターも電柱の高い場所に掲示されていました。もちろん電車も止まリ、自衛隊が来て除雪してくれました。
私がタクシー事業の後を継いだのは昭和57年。それ以降は手取川ダム建設中の時期や、バブル期が一番タクシーにとって良い時代でした。
鶴来町が白山市に合併した後、役場職員もへりました。議員さんも来ず、議会の後の一杯もなくなったし、役場の飲み会もなくなりました。反面、先端大ができて、鶴来との間にバスが運行しているのですが、時間のない方がよくご利用になります。また、表参道のおはぎ屋さんが新聞などで有名になるにつれ、おかげさまでそこから呼んでいただくことも増えました。
かなやタクシー独自のサービス
1)迎車料金は無料です。ほかの会社の多くは迎車料金を取っているようです。うちでは何年か前に認可をとって迎車料金を無料にし、すこしでも利用しやすくなるようにしました。
2)ANAマイレージサービスをやっています。先端大や東芝松下さん(東芝松下ディスプレイテクノロジー(株))へいらした方などがご利用になると、こんな小さい町でANAのポイントがたまるのかと、喜んでいただけます。
3)地域密着型のサービスを打ち出しています。通院でよくご利用になる方は、お顔を見ただけで自宅の場所までお送りするのはもちろんのこと、障害者手帳をお持ちの方は、お名前を事務所に掲示して、割引もれがないようにするなどの努力をしていいます。
タクシーの車種
当社で導入している車種は営業用として作られており、角張った無骨なスタイルですが、座席の天井が高く、足下も広いと好評です。乗り降りするための後部左ドアは、右側よりも5センチ幅が広いので、高い天井と相まって乗り降りしやすくなっています。またトランクはゴルフバッグ4個が余裕で入ります。
タクシーの変わった利用法
以前にお馴染みの方から、お寿司をかってきてほしいと頼まれたことがありました。そこでご注文をうかがい、持ち帰り寿司に注文して、お寿司の代金を立て替えて、お届けしたことがあります。
また、お医者から薬とってきてといわれ、病院にはご本人の連絡の上で、とって来たこともありました。
こどもが学校で具合がわるくなったので、学校から連れてきて、という依頼もありましたし、ケアハウス入居している方が、金間屋さんからうなぎ買ってきて、という依頼もあり、買ってお届けしました。まるで便利屋さんですが、このような形で気軽にお使いいただいております。
ご遠慮なく、地元の足としてご活用ください。