ショッピングスクエア レッツ 「つるぎ街づくり(株)」

lets_23駅 名:ショッピングスクエア レッツ
企業名:つるぎ街づくり(株)
駅長さん:
住所:白山市鶴来下東町カ26
TEL:273-5598

毎月第3水曜定休
スーパー、専門店、コミュニティ機能を兼ねた総合施設。


中心市街地の再開発

レッツの建設計画は平成3年に策定され、平成8年7月に竣工しました。それまでの中心市街地約1,000坪を再開発し、鶴来旧町のなかに、スーパーマーケットや商業施設、コミュニティ機能を盛り込んだ一大総合施設をつくるというものでした。

再開発には国の中心市街地高度化事業の補助を受けました。これは、全国的なすう勢として郊外の大規模店舗に消費者が集まり、衰退に向かう地域中心商店街の寿命を伸ばす国の政策でした。運営方法は協同組合方式とまちづくり株式会社方式があり、レッツは当時法制化されたばかりの後者の方式で進めることになりました。

まちづくり株式会社を設立すると、地元自治体の出資額を上限として国が出資してくれます。当時の柴田町長や後任の車町長が、ぜひ旧町を活性化しなければならないと粉骨砕身し、実現にこぎ着けました。国や県との折衝は私が担当としてやってきましたが、借入金は今でも計画通り返済しています。各地のまちづくり株式会社が、キーテナントの撤退などで返済不能に陥る中で、計画通りまちの再生に成功しているのはレッツだけです。借入金を返済してしまうと、施設全部が晴れて全テナントの持ち物になるので、その日の来るのが楽しみです。

テナントは現在17店舗はいっています。撤退したのは1店舗だけ。地域のみなさんがこれまでよく頑張って運営してくれました。

テナント(業種)

マルエー鶴来店(スーパーマーケット)なおみや薬局(薬・化粧品)ホッタ(宝飾・時計)ひまわり(100円ショップ)テルセーロ(美容室)バーバー・アダチ(理容室)ばらずし(持帰り寿司)はっぴー(フードコート)フラワーショップとくだ(生花店)鯛佐(鮮魚店)モスバーガー鶴来店(ファストフード)白整舎(クリーニング)味彩(軽食喫茶)アサイ書店(書店)ベーカリー・HORN(インストアベーカリー)つるやハニー(和洋菓子店)つるぎ旅行センター(旅行業)

レッツの機能

再開発の用地には旧鶴来町役場と、鶴来商工会、鶴来信用金庫や商店、個人住宅などがありました。本町通り沿いに商店が15-6軒あり、その一部はテナントとして施設に入ってもらったり、代替地に移転してもらったりして再開発しました。

こうしてできたレッツには、一階にスーパーと専門店が入り、二階にコミュニティ施設が作られました。土地を提供してくれた鶴来商工会と鶴来信用金庫も同じ建物に入居しました。商工会や金融機関がこのような商業施設に入居しているのは全国でも例がないそうです。

いろいろな方のご協力により、中心市街地に120台の大きな駐車場を有する総合施設が完成し、お客様の流れも戻ってきました。無料のコミュニティバスも運行し、近隣住民の買い物の足になっています。

コミュニティ機能

当時レッツは鶴来初のコミュニティ施設でした。大ホールが初めてでき、なかば役場の施設のようなかたちで各種行事に使われてきました。

レッツで毎年開催されているものとしては、獅子吼高原で夏に開かれるスカイフェスタの表彰式や懇親会、ほうらい祭りの打ち合わせ、鶴来スポーツ少年団の懇親会、鶴来商工会や鶴来信用金庫の総会、記念講演会、文化功労者の表彰式や永年勤続者の表彰などです。

白山市への合併前は成人式や正月の互礼会もおこなわれました。ほうらい祭りの写真コンテストもロビーで行われます。

カルチャースペース

文化センター機能として、さまざまな趣味やお稽古ごとの集まりがあります。地域のみなさんが使いやすいように、会場の使用料金は月謝総額の10%に押さえています。空調の効いた広い場所が安く利用できると先生と受講者の双方から喜んでいただいています。

lets_03