鶴来の花屋 「(有)フラワーショップとくだ」

tokuda_01駅 名:鶴来の花屋
企業名:(有)フラワーショップとくだ
駅長さん:徳田 章
住所:白山市鶴来下東町カ70
TEL:272-0317

年中無休 営業時間 8時から20時まで

 とくだの歴史

花屋としては私で3代目です。奥に細長い敷地で、手前が店舗、奥が住居ですが、もとは明治頃に葬祭業を始めたうちでした。葬祭店は現在の場所で祖母がやっていましたが、その一角で花も扱っていました。当時は川原に咲いていた花を採って来ては、仏花として販売したこともあるそうです。

それから昭和になって、うどん屋を始めましたが、その時も店舗の一角が花屋でした。前の通りには商売屋が多かったのですが、町役場が移転し、跡地に商業施設のレッツができてからは、うどん屋をやめて花屋専業になりました。

レッツ店内にはいまも出店していますし、郊外にコアができたとき、そちらにも出店しています。今の本店は倉庫や花の配達などにつかっています。

トイレは店舗奥に、ベンチは店前にございます。町歩きの休憩場所におつかいください。

営業品目とサービスエリア

仏事用の花や花束、花輪の制作など花全般のご注文を承ります。冠婚葬祭には花が付きものなので、会場に出向いての飾付けも行います。鶴来はもちろん、金沢や白峰、小松、加賀などにも配達いたします。

鶴来から白峰までは花屋がなく、ほとんどうちにご注文をいただいているようです。遠いところなどは、効率を考えると、他の花屋にたのんで配達してもらえば良いのですが、花束のボリューム感が違ったりして、思い通りのイメージにならないので、極力自分で納得できるものを作って配達しています。

いまは鶴来近隣ですと3000円以上のご注文から配達しておりますが、遠隔地はご注文金額によって配達料をいただくこともございます。

花関連商品としては、お盆の時期のキリコのほか、線香ローソクセット、ローソク立てなどは通年おいてあります。

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オリジナルのラッピング

花屋というのは、免許制ではないので、特に開業するために必要な資格というものはありません。しかし花屋を継ぐにあたってセンスと技術を高めようと、昭和64年に松山篤二フローラルスクールの修了証を取得しました。松山篤二氏は日本人初のAIFD(米国花協会)のメンバーで、日本フローラルデザイナー協会代表を務める業界の第一人者です。

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さらに平成2年にはAIFD規定のフラワーインストラクターマスターコース課程を修了し、フラワーデザイナーインストラクターの称号を得ました。

このような経歴もあって、本店ではラッピングは100種類、リボンは200種類以上を常備し、どのようなラッピングのご要望にも応じられるようにしております。これほどラッピング材料が充実している花屋はそう多くはないと思います。

資格を持っていたからといって、直接お客さまが増えることもありませんが、私にイベント用の花を作って欲しいと指名されたことが何度かあり、そのような時は商売冥利に尽きます。

カッティングマシン

店舗奥に看板用のカッティングマシン(※)を設置しています。県内の花屋のなかでは、一番はじめに導入しました。用途は、花輪や名札などの名前作成用です。

筆文字はそれまで看板屋にたのんでいましたが、高齢のためできなくなって、うちで導入しました。私自身も簡単な筆文字は書けますが、景気が良かった時代でもあり、入れることができました。うちが入れたあとから、大型のインクジェットプリンタで看板をつくるシステムが出始めましたが、今でもこれらの機械を導入している花屋はあまり多くありません。

インクジェットプリント紙と違って、カッティングシートの利点は、雨に濡れても全くにじまないことです。このため屋外に設置する花輪の文字には最適です。文字の大きさは幅1メートルまで対応出来ます。用途がら、黒文字が中心です。

花用に限らず、大きな看板用の文字も作成できますので、屋外イベントの看板制作などにはぜひご相談ください。

(※)ミマキエンジニアリング社製のカッティングプロッタCG-FX75。カッティングシート(粘着剤付塩ビシート)を、文字の形に合わせて切り抜く機械。切り抜いた文字を台紙や看板などに貼って仕上げる。

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アフリカオランダ南米産

ここ4~5年、アフリカのケニアやエチオピア産の花を扱うようになりました。普通のバラでも、花自体が大きくて見栄えがするのが特徴です。オランダの技術指導によって、日照時間が長く、朝晩の気温差が大きい赤道直下の標高1千メートル以上の高地で栽培されています。日本産のバラ生産が落ち込む夏も出荷が可能なのが強みです。

ほかにも高級品のオランダ、近くの中国や韓国、蘭など熱帯もののインドネシアやタイ、コロンビアなどからも花が入って来ています。

人気のある花

いまは花の流行にはやりすたりがなくなってきました。昔はシクラメンならシクラメン、と特定の花がわっと売れたんですが、今はお客さまのお好みがさまざまです。特に売れ筋というのはないようです。一番売れる時期はお盆で菊が中心です。

それ以外の時期ですと、人事異動や卒業シーズンの3から4月に花束が良く出ます。会社や学校関係以外に、片町の飲み屋さん関係でも出ることがあります。

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花の長持ちさせる方法

なによりも水を腐らせないことです。花用の延命剤もおいてありますが、切り花でも毎日水換えすれば長持ちします。花束に付いているオアシスは水がはいっているだけで、延命剤が入っているわけではありません。きれいに飾るための土台とお考えください。

花のご注文方法

花は金沢神宮寺の花市場から仕入れてきます。ご要望があれば、ご遠慮なくおっしゃって下さい。用途に応じてそのとき一番お買い得なものを選んでいます。

花の種類が分からなくても、ご予算と用途、また花束のイメージをお聞かせくだされば、お好みに応じた花をお作りします。

またとくだのホームページには花束のバリエーションとおおよその価格が載っています。その中の花束のイメージを指定して、これに似たものを、とご指定くださっても結構です。記憶に残る贈り物として、フラワーギフトをぜひおためしください。