甘味処の駅 「善与門」

zenyomon_01駅 名:甘味処の駅
企業名:善与門
駅長さん:橋爪朋子
住所:白山市三宮イ55-2
TEL:272-0570

火曜定休
料理旅館和田屋の支店でぜんざいなどの甘味やそばを提供。


白山さんの大駐車場に面した甘味処です

料理旅館和田屋の支店として平成3年に開業し、ご参拝のお客様に甘味メニューをご提供しています。店内は飲食のお客様専用ですが、店の前のベンチは休憩用としてご遠慮なくお使いください。店名は和田屋の古い屋号から取りました。

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そもそものはじまり‥

和田屋の五代目女将があんみつに目がなく、各地を食べ歩いたのですが、なかなか納得できるものに出会えませんでした。それならと自分で作ったあずき寒天をためしにお客様にもお出ししたところ、大変好評だったため開業する運びになったのです。当初はたして甘味中心のメニューが受け入れられるかどうか不安でしたが、今ではおかげさまで大勢のお馴染み様がいらっしゃいます。

善与門のメニュー

そば/おろしそば/いなりうどん 昔ながらのヘルシーメニュー。
ぜんざい・あべかわ よもぎたっぷりの地元産草餅をつかっています。
あずき寒天/あんみつ/黒蜜のくずきり/わらびもち 天然素材のやさしい味をおたのしみください。
白玉アイス黒蜜がけ/抹茶白玉アイスクリーム ほんのり甘い白玉をつかったメニューです。
甘酒 ノンアルコールで夏は冷たく冬は暖かく。
珈琲/昆布茶/アイスコーヒー/100%ジュース 茶店の定番メニューです。
お菓子付き抹茶セット/冷やし抹茶 本格的な抹茶をお手軽に。
あめ湯/のむ大豆 しょうが風味で、コレステロールを押さえ血糖値を下げる紅麹入り。

材料のこだわり

夏はあずき寒天、冬はぜんざいが人気です。小豆、水、砂糖、寒天と材料がシンプルなぶん、味にごまかしがききません。なかでも味の決め手の小豆には徹底的にこだわりました。白山市別宮(旧鳥越村)の農家三軒と直接契約し、良質の大納言小豆を供給してもらっています。その小豆に赤ザラ糖を加え、鍋につきっきりで、豆がつぶれないよう丁寧に3時間煮詰めることで、ようやく納得のゆくあずきあんができあがります。

あんこというと、おまんじゅうの中身のような甘さを想像するかもしれませんが、善与門のあずきあんは砂糖の甘みを極力おさえたため、あずき本来の豆の味が濃厚に感じられる仕上がりになっております。このため女性だけでなく男性のお客様でも抵抗無くお召し上がりいただけます。

また自家製寒天は噛まなくても舌で圧すと崩れるほどのやわらかさで、その無色透明の味は特製のあずきあんを引き立てます。

寒天や珈琲、そばやうどんにいたるまで、当店のメニューはすべて、緑豊かな和田屋の敷地の井戸からくみ上げられた白山の伏流水でつくられています。

眺めのいい部屋

店内からは窓越しに和田屋の前庭が望め、新緑や紅葉や新雪など四季折々の眺めが楽しめます。また洗面所からの眺めもそれに劣らず、一見の価値がございます。

がけの上にあり、二方に開けた窓からは季節の樹々が眺められます。あるお客様は、ここをそのまま書斎にしたいとおっしゃったほどです。参拝のお話のたねに一度ごらんください。

お土産もの

和田屋の厨房でつくられた葉とうがらしのつくだ煮や柚子味噌がございます。また山国ならではのお土産としては熊の油がございます。鶴来では昔から保湿ややけどなどに効き目があるといわれており、猟銃免許をもつ和田屋当主が自ら仕留めた熊から採取したものです。善与門では限定数量を販売し、珍重されております。

ほかにガラスの置物や、和風デザインはがき、趣味の焼き物や昔ながらの駄菓子など、手軽でかさばらないお土産物がそろっております。

ひととの出会い

客席はカウンターと大テーブルのみですが、同じ参拝客同士という気安さからか、見ず知らずのお客様同士でいつの間にか話がはずんでいたということがよくあります。ご参拝や高原のウォーキングの際に、おひとり様でもお気軽にご利用ください。