カメラの駅 「タケムラカメラ店」

takemura_02駅 名:カメラの駅
企業名:タケムラカメラ店
駅長さん:竹村真美
住所:白山市鶴来本町2ワ124-5
TEL:272-0465

日曜定休
すぐできるデジカメプリントやレンズ付フィルムあります。

開店の経緯

父が三洋電機に勤務していましたが、昭和35年頃に退職し、それまで趣味でやっていた写真現像をやる店を開きました。
その後、レッツが出来るのをきっかけに、平成7年に現在地に引っ越しました。

すぐできるデジカメプリントやレンズ付フィルムあります。

はいからな趣味

それまでも鶴来には営業写真館が数軒ありましたが、昭和50年頃は店頭でカメラを売り、プリントを受け付けるカメラ屋は新しい商売でした。開店当初は白黒写真の現像と焼き付けが中心で、一枚10円で焼いていました。
鶴来で自家現像をしていたのは、ここだけでした。全国的には、昭和30年ころからDPEの店が広まりました。

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白黒からカラーへ

昭和31年、母が結婚式の時には、カラーの結婚写真を東京に送って現像してもらいましたが、まだ色がわるかったと言います。

昭和45年の大阪万博の前後からカラー写真が増えてきました。金沢にフジカラーの現像所ができたのもこのころです。

最盛期には一日に数度、現像所がフィルムを回収してゆきました。当店が自家現像機をいれたのはそのあと平成6年ごろでした。

カメラの普及

昭和31年発売のリコーフレックスが4500円という低価格でヒットしました。鶴来でも4-5軒は買ったひとがいました。

おなじ時期、キヤノンの一眼レフは45000円とはるかに高かった。昔は自宅に暗室を持って現像焼き付けをしたひともよくいたものですが、今は引伸し機材を揃えるのが大変だし、薬剤を注文するのも取り寄せで、なかなか趣味として成り立たなくなっています。

高度成長期

当店のメインは工事現場で撮影するお客さんでした。鶴来周辺の土木工事やダムに関連した工事現場の記録写真のプリントが多かったです。当時からお盆前や正月前には工事向け写真がまとめて注文され、忙しかったものです。
いまはデジカメの普及でそのような需要がなくなりました。現場でプリンタを入れたりして印刷しているようです。

カメラの販売

プリントと同時にカメラの販売もやっています。最近のデジカメは新製品が半年ごとに出るので、とても在庫販売はできません。
価格も大型店に対抗できないので、カメラメーカーの製品を取り寄せて販売しています。

レンズ付きフィルムは地元の高齢の方がよく買っています。操作が簡単だし、置き忘れてもあきらめがつく値段です。
(しらやまひめじんじゃ)の参拝に来た観光客が、電池やフィルムを買いにくることがあります。

手軽なデジカメプリント

プリントのお客様は、昔からの馴染みの年配の方が多いですが、若いひとでも、出産したばかりの主婦が、祖父母に渡すプリントを焼きにきます。育児に忙しくて自分でプリントはなかなかできないようです。

また自宅にパソコンなどの機械があっても、操作を覚えないとなかなか思い通りの仕上がりになりません。デジカメの場合は、メモリカードを預けるだけで手軽に注文でき、よそでお買い物を済ませる間に仕上がります。

照明写真

ミニスタジオ併設されているので、照明写真がその場で出来上がります。お急ぎの際にはぜひどうぞ。

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取り扱い商品

デジカメプリント機の他、従来のフィルムでの現像プリントも続けています。35ミリカラーフィルムもおいています。白黒フィルムもないか、たまに聞かれますが、今では取り寄せになります。

デジカメへの移行が進んで、銀塩写真にこだわる層も減ってきましたが、当店は今でもフィルムカメラの現像プリントをやっています。たまにはフィルムカメラを取り出して、昔ながらの写真を撮ってみてください。